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人生2度目の救急車に乗った日

某日。人生2度目の救急車に乗った。
とはいえ、自分のことで乗ったわけではなく、救急車で運ばれたのは母親で、私は付きそい。

14時ごろ。急に母が胸の痛みを訴えた。7年ほど前に狭心症でステントを入れているので、狭心症の再発かもしれないと思い、経過観察の検査をしている病院へ電話をした。しかし実は電話をする頃には、症状が落ち着いていて、急激に落ちた血圧も元に戻り、顔色も元に戻っていたので、私としては「いまから外来に行っていいでしょうか?」という確認の電話だったのだが、電話に出た看護師さんに「すぐ救急車を呼んでください」と言われた。

救急車って、症状が落ち着いた状態で呼んでいいもの?と、ふと考え込んだ。(そんな時間があるなら、さっさと救急車を呼べ!というところだが、、、)そういえば、コロナ禍で聞いたニュース。【自分では大したことないと思って救急車を呼ぶかどうか躊躇している間に、症状が悪化した】という話。まぁ、あの当時は救急車の台数が足りなくて、受け入れ病院もなかなか見つからず、大変だったという事情もあったものの、う~ん、自分が大丈夫と思ってしまったり、家族が見ても症状が落ち着いたな、と思ったら、救急車を呼ぶということは迷ってしまうし、この状態で呼んでいいのかと、躊躇してしまうのはわかる気がする。救急車=緊急事態だから、どこからのラインで救急車を呼ぶべきなのか、その線引きがわからない。

しかし、今回は看護師さんが「救急車を呼んでください」と言っていたし、母の顔色は落ち着いたものの、すこぶる不安そうな顔をしている。母に病院に行く支度をさせて(もうそれができるぐらいに落ち着いていた)、私も出かける準備をして、119に電話をした。

人生で初めて、119のボタンを押す。少し手が震えた。目の前で母がぶっ倒れているわけでもないのに、119に電話をするというだけで手が震えるのだから、何とも自分の気の小ささを感じる。ダイヤル発信した途端、1秒とかからぬうちに「事件ですか?救急ですか?」と、カツゼツのいい男性の声が聞こえた。そのはっきりとした言葉の誘導に急に落ち着きを取り戻す。

「救急です」
「救急車が向かいます、住所を教えてください。どなたがどういう症状ですか?」

あまり鮮明には覚えていないのだけれども、こんな風に言葉で1つ1つ導いてくれた。何を答えればいいのか、何を伝えればいいのか、それを導いてくれるので、一瞬冷静になれる。例えが悪いかもしれないけれど、恋愛でパートナーが、こんな風にわかりやすい言葉で力強く自分の意志を示してくれたら、きっと女性は不安なく迷いなくついてゆけるのだろうと、思う。あとになって、119に電話したことを思い出して、ふと、そんなことを思った。

我が家は2重のオートロックマンションになっていて、1階のエントランスでインターフォンを押した後、各階へ行くエレベーターに乗るのにも、インターフォンを押してもらい、住人がオートロックを解除する必要がある。119のオペレーターには一応それを伝えて、すぐに管理室に連絡をした。管理人さんに言っておけば、管理人さんがオートロックを解除してくれるからだ。

最初は母が歩けるので、マンションの1階ロビーで待っているつもりだったが、そう伝えると「いえ、お部屋で待っていてください」と言われた。なるほど、そういうルールなのね。救急隊が到着した時、どうやら管理人さんがすべてやってくれたようで、部屋のインターフォン以外は、一切呼び出しのインターフォンは押されなかった。こういう時はマンションに常駐している管理人さんがとてもありがたく感じる。

母は救急隊の人たちが持ってきたストレッチャーに寝るのを嫌がった。「歩いて救急車まで行きたい」と訴えたが、「だめだめ、何かあったらだめでしょ」とはっきりと断ってくれたので、家族の私も少し安心して、彼らに任せることができた。救急車に乗り込んでも、救急隊が次は何をしたらいいのか、明確に指示を出してくれるので、こちらも動きやすいし不安が消える。明確な指示を出す人に、信頼を寄せ頼りたくなるのは、人間の心理なのかもしれない。

タクシーなら、病院まで20分ほど。しかし救急車だと10分かからず。信号をすっ飛ばすと、こんなに早いのね。。。

余談だが、付き添いで乗った救急車で、私は車酔いした。救急車はカーテンが全部閉められているので、外の風景が見えない。スピードが速いし、結構横揺れする。風景が見えれば視覚から感覚がつかめるけれども、風景が見えない事で、閉塞感が生まれて、スピードと揺れに酔った。付き添いの人間が救急車の中で車酔いして嘔吐でもしたら、シャレにならない。目をつぶって、深呼吸して、我慢した。

さて、そんな経験をしつつ、病院の待合室で書いたブログ↓

ココナラ
自分がいい気分の状態で、した行動が相手をいい気分にさせる|スピリチュアルカウンセラー沙耶美|coconala... こんにちは。スピリチュアルカウンセラーの沙耶美です。先日のランチ会イベントの時に、参加者の方から言われたことなのですが、「引き寄せの法則って偽善ではありませんか...
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この記事を書いた人

sayamiのアバター sayami 占い師・スピリチュアルカウンセラー

スピリチュアルカウンセラーの沙耶美です。皆様の守護天使の声、宇宙のメッセージを受け取り、お伝えしております。

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